滞在資金の管理方法
1.いくら必要?
現地で必要になる費用は以下の2つに分けられます。
学校に支払う現地費用
- SSP申請費(学校によっては出発前払い)
- ビザ延長費用(滞在5週以上で必要)
- ACR I-CARD(滞在9週以上で必要)
- テキスト代
- 電気代・水道代
個人費用
- 空港税 ※ 航空機搭乗の度に空港で支払います。
- タクシー代
- 日用品購入費
- 外食代
- アクティビティ費用
学校に支払う費用は、事前にお見積り可能です。お問い合わせください。
一方、個人費用は、個人差が大きいものです。
3食付きの全寮制のために、ほとんど外出しなければ10,000円/4週で滞在も可能ですが、小旅行やダイビングなどを頻繁にされる方はそれなりに掛かります。
平均は、20,000~30,000円/4週 程度です。
2.滞在資金の持っていき方
現金
現地では、日本円を直接フィリピンペソに両替することができます。
しかし、すべて現金で持っていくのは、大きなデメリットがあります。
- 盗難・紛失しても補償がない
- 安全な管理に気を使う
- 滞在資金が不足した場合に困る
- 両替できるのは、両替所の営業時間に限られる
クレジットカード・国際キャッシュカード
カードをお持ちであれば、現地のATMで現地通貨を引き出せます。
ショッピングモール、銀行など各所で現地通貨を引き出せるため、大金を持ち歩く必要がなく安全です。
- 出発前に利用設定の確認が必要
- 両替所よりも使える場所が多く便利
- ATMの現金不足などで使えない場合がある
- 1回200ペソの手数料がかかる
海外保険代が0円になる
クレジットカードによっては、海外旅行保険が付帯するものがあります。90日以内の渡航であれば、新たに海外保険を掛ける必要がなくお得です。なお、お持ちになるだけで保険が利用できるカードと、交通費(航空券や空港までの電車賃やタクシー代)をカード払いにすることで保険が利用可能になるカードがあります。
国際キャッシュカードは仕送りにも使える
クレジットカードのように、一時的にカード会社に立て替えてもらうのではなく、銀行口座から即時引き落としされます。そのため、普通に銀行口座を作るのと同じで、引き出すための口座残高が必要です。また、滞在資金が不足した場合に、日本のご家族から国内振込みをしてもらうことで、仕送りとして使うこともできます。
できれば予備も含め2枚持つ
海外では、何らかの事情でカードが使えないことがあります。この時に1枚しかないと、現金が調達できなくなってしまうため、予備も含めて2枚持つと安心です。なお、この2枚は別々に管理し、万が一の際に同時に失わないように注意してください。
出発前に利用設定の確認必須
カードはセキュリティの観点から、初期設定で「海外利用できない」「利用限度額が著しく低い」となっている場合があります。出発前に必ず利用可能か、必要額かつ安全な利用限度額になっているかご確認ください。
盗難・紛失時に備え、カード会社の連絡先を携帯
暗証番号やサインが必要で、他人が安易に利用できないセキュリティ機能があるため、現金より安全性が高いカードですが、万が一盗難や紛失した場合に何も措置を取らないと被害が大きくなる危険性があります。カード会社の連絡先を携帯し、問題が発生した場合はすぐに電話して利用停止の措置を取ってください。
クレジットカードのメリット・デメリット
- ○ 不正利用の際に補償がきく
- ○ キャッシュレスで利用できる
- ○ 海外旅行保険やポイントサービスなどプラスアルファの恩恵がある
- × 1ヶ月あたりの限度額までしか使えない
国際キャッシュカードのメリット・デメリット
- ○ 残高分までしか利用できないため、借り入れにならない
- ○ 審査がなく発行が容易
- ○ 滞在資金不足の時に、仕送り手段として使える
- × 不正利用の際に補償は期待できない
楽天カード(クレジットカード)
無料で内容が充実した海外旅行保険が付帯しており、楽天ポイントも貯まることから、海外旅行でお得なカードです。
・年会費が無料
・海外旅行保険が付帯で、無料カードでは充実した保険内容
・審査から発行までが早い
※ 海外旅行保険は利用付帯のため、航空券や空港までの電車・タクシー代などのいずれかをカードで支払う必要があります。
新生銀行(国際キャッシュカード)
一切手数料が掛からず、かつ全国に提携ATMがあることから、お近くに支店がある必要がありません。最もお得で便利な国際キャッシュカードです。
・口座維持手数料が無料
・全国の郵便局や都市銀行、セブン-イレブンの提携ATMで使える
・提携ATMでは入出金手数料が無料
3.滞在資金の保管方法
お持ちの現金やカードをすべて持ち歩くのは大変危険です。
そのため、必要ではない現金やカードは保管して利用する時だけ取り出してください。
各学校とも、貴重品の預かりは行ってもらえず、管理は完全に自己責任となります。
そのため、貴重品スーツケースの中に入れて鍵を掛け、金庫代わりとしてください。
※ バックパックなど、鍵がない鞄を使う場合は、ファスナーの引き手同士をダイヤルロックなどで繋ぎます。
※ 保管する金額が大きい場合は、一箇所にまとめたり、見つかりやすい場所に保管しないようにしてください。
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